以下ではスペインのVISA及びその後の滞在に必要なペーパーワークについてご案内します。ここに記載していますのはあくまでイメージを掴むための概略ですのでご了承ください。また実際の手続きの詳細については合格後に在校生がサポートしますのでご安心ください。
スペイン滞在VISAの申請について
*最新の情報は駐日スペイン大使館のHPをご確認ください。
スペインに91日以上滞在する場合、有効な査証が必要になります。
ESADEの学生の場合、長期の学生ビザ、帯同家族の場合は学生家族の帯同ビザが必要になります。
VISA申請に必要な書類は一般的には以下の通りです。
申請の際はVISAの申請費用がかかります。このほか、追加で書類が必要になる可能性があります。またVISAの取得には申請から最大8週間程度かかりますので、ご注意ください。
また学生VISAを受け取る際には、自身のVISAに「NIE」と呼ばれる番号(日本でいうマイナンバーをイメージください)が記載されているか必ず確認してください。なお、帯同家族のVISAにはNIEが記載されておらず、別途スペイン移民局へ申請する必要があります。
到着後の手続き
バルセロナに到着後、行う手続きとしては2点です。以下で概要を解説いたしますが、手続きの面倒さゆえに代行業者も複数存在します。
住民登録について
バルセロナ到着後、住居や生活のセットアップが完了したらすぐに最寄りの市役所で住民登録(エンパドロナミエント。略してエンパド)をしましょう。日本での転入届の手続きのイメージです。ただし、2023年10月現在、市役所は原則予約制となっており、インターネットでの予約は大体1ヶ月先になります。なお、スペイン語が話せる場合、電話で予約を取ることや、アポなしで市役所に突撃してその日にエンパドの手続きを完了している事例もあります。
必要な書類は以下の通りですが、追加で書類を要求されるケースや、特定の書類に同居者のサインを要求されるケース等もあり注意が必要です。
TIE(身分証)の取得
TIEはいわゆる在留カードの申請の手続きになります。私たちが発行される学生VISAの有効期限は実は発行から3ヶ月程度になっており、そのため到着後にTIEの申請をして身分証を取得しないといけません。なお厳密にはスペイン入国後30日以内に申請を行うルールとなっています。
ただし、前述の住民登録と同様、この手続きも予約が必要になります。TIEの申請を行うためには最寄りの警察署で申請書類の提出と指紋の採取が必要になります。問題はこの警察署に行くための予約が全く取れないことです。そのためこちらもエンパド同様に1ヶ月程度先の予約になります。なお、予約のシステムは毎週更新されるようで、タイミング良く予約サイトにアクセスすると、キャンセルが出た直近の日程も予約できるようです。TIEの申請に必要な書類は以下の通りです。
帯同家族のNIE取得について
上記のTIEの申請は学生のみならず、帯同家族についても申請が必要です。ただし、ここで一つ問題が発生します。TIEの申請はNIEと呼ばれる番号が発行されていることが前提になります。学生本人はVISA取得の際に付与されるので問題ありません。しかし、帯同家族については、VISA取得時にはNIEが記載されておりません。
そのため、帯同家族については、まずTIEの申請に先立ち、NIEの取得を行う必要があります。2022年10月現在の対応としては移民局の学生担当宛に学生本人からメールで帯同家族のNIEの発行を依頼しなければいけません。その後も無事に申請が受理されると、2週間〜4週間程度でNIEが発行されます。従前は移民局に出頭して手続きを行なっていたようですが、コロナ禍を機にメールでの対応になっているようです。上記の対応がいつまで続くか等は不明ですので、合格後に最新の情報等を改めて共有いたします。