ESADE MBAの特徴の一つに「チーム活動を重視する」というのがあります。
1年目のCore Courseは、生徒を約50人ずつのホームルーム3クラスに分けた上で、その中で5、6人ずつのチームに編成されます。すべての授業が講義への参加、試験のほかチーム課題をベースに成績がつけられるため、この少人数のチームメンバーといかに効果的に協力して成果物を作成するかが重要となります。
また、チームはTermごとにシャッフルとなり、そのたびバックグラウンドの異なる生徒達と関係構築をすることが求められるため、いい意味でも悪い意味でも、仕組みとして様々なキャラクターの生徒と協業する機会が得られ、そのプロセスから多くの気づきや学びを得ることができます。
Term1では最初の週から授業ごとに宿題が課されます。多量のタスクに直面した際に、計画的に進めるか・直前でやっつけるか、個人で進めるか・みんなで議論したいかというのはメンバーのバックグラウンドごとに異なります。そうした違いを背景にTerm1では皆チーム活動の進め方に試行錯誤しながら取り組みます。
私のTerm1のチームは6名で、スペイン・エクアドル・アメリカ・インド・グルジア・日本と多彩な国々で構成されるなか、私たちのチームではできるだけ早い段階に課されているタスクの総量や、期限のスケジュールを可視化し、各メンバーが課題のオーナーシップを分業するように進めました。
結果、各メンバーが自分の得意と思うパートを主導し、皆が不慣れなテーマでは輪番制にオーナーを決めて進めるなど、効率的かつ不公平感の少ない運営ができたと思います。
ESADEのMBAでは、講義内容だけでなく、授業の課題にチームで取り組むプロセスそのものから実践的なビジネスを進める上での国際感覚を体得できることが魅力と感じています。その中で、日本人の得意とする計画性や論理的思考はチーム活動にとってもプラスとなることを実感できたことは有意義だったと思います。
A.Y.(34歳・自費・女性・Class of 2017)
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