こんにちは!履修してすっかり時間がたってしまいましたが、Term2のcore科目で印象に残っているBusiness Analyticsに関してお伝えします。
この授業はTechnology系の授業の一つで、機械学習(マシンラーニング、以下ML)を学びました。ビッグデータ、MLなど最近はどこでも聞くようになりましたが、個人的にイマイチ理解しきれていませんでしたが、本授業を通じて理解が深まったとともに、ビジネスの観点で身近に感じるようになりました。
具体的には、MLの概念、仕組みを授業で学習しつつ、MLソフトのBigMLを実際に用いて自ら手を動かして学ぶことになります。例えば、ある電話会社の会員データをエクセルで渡され、様々な顧客情報とともに、その顧客が解約したかどうかの情報が記載されています。ノイズとなるデータを整理したり、既存のデータを掛け合わせてあらたなパラメータを作り出すなどし、BigMLに機械学習をさせる前の整理をします。実際のビジネスでもこのプロセスに最も時間を割き、重要となってくる作業となります。その後BigMLにMLをさせることで、どのようなパラメータを持つ顧客が最も解約しやすいかなどの傾向をつかむことができます。その傾向をビジネスの視点で解釈し、どのような施策を打つことで解約を抑えることができるか、まで落とし込むことが課題であり、実際のビジネスを意識した内容であり非常に楽しむことができました。
通信会社のデータは学習用に準備されたデータでしたが、最終のチーム課題では自分たちで興味のある分野のデータセットを探しテーマ・課題を設定しました。僕のチームでは心不全を起こして病院に搬送された患者のデータセットを取り扱いました。年齢や習慣、身体データなどを整理しどのような患者が最も死に至りやすいかの分析を行い、どの患者を優先して処置すべきかのトリアージ指針を提案しました。
論理の飛躍やツッコミどころの多い提案でしたが、自分達で手を動かして様々な機械学習を試してみることで実践的に学ぶことができました。もちろんこれで実際のビジネスで実際にデータアナリティクスができるようになったわけでは全くありませんが、少なくともMLとは何なのか、何を目的として何をしているのかという全体感を理解することができました。
最新のテクノロジーを題材にビジネスに関連させて学ぶというMBAで流行っている(と個人的に思ってる)授業であり、とても楽しむことができました!
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