こんにちは!Class of 2023 のKです。今回は11月に実施されたLondon Career Trekについてご紹介します。
Career Trekは、選択授業のStudy Tour(Berlin Study Tour)とは異なり単位は取得できませんが、学校のCareer Teamが主体となって企画する、企業訪問・ネットワーク拡大を中心としたトレックです。トレックは学校主催の他に、クラブが主体となって企画するものも数回開催されます。近年の開催実績及び予定は以下の通りです。
実施時期 | 主催者 | 開催地 | 訪問企業 |
21年12月 | Tech Club | Amsterdam | Signify, Uber, Amazon, Tesla |
22年11月 | Finance Club | Zurich | Partners Group, Zurich Insurance Group, BlueOrchard, SUSI Partners, UBS, Responsability Investments |
22年11月 | Esade Career Team | London | Meta, L.E.K Consulting, Credit Suisse, Dartmouth Partners, KPMG, Infosys |
23年2月 | Healthcare Club | Basel (Switzerland) | Novartis, Roche, Bayer, Clariant |
学校又はクラブ主催のトレックどちらにおいても、学生の希望や採用市場のトレンド等が加味され、開催地や訪問企業等は年によって異なります。なお、クラブ主催の場合はボードメンバーが中心となり、トレックの内容を学校と相談することが可能です。
Career Trekのメリットは、業界や企業を知ることに加えて、勤めている人から仕事やキャリアについて直接話しを聞くことができること、MBA生がいれば卒業後のキャリアプランを相談することも可能である点です。フルタイムのポジションや、自分が目指すキャリアを歩んでいる人を紹介してくれる場合もあります。最終的には、社員の方からReferralをもらうことも可能(もちろん企業やポジションによります)な様です。学校主催のキャリアセミナーや、同級生から聞く内容を加味すると、ヨーロッパでの就職において、Referralの有無は選考スピードや書類選考突破において、かなり重要な要素であると感じます。
また、Career Teamが窓口となることにより、企業はEsade生向けのポジションや専用選考フォームを用意してくれる場合や、事前にCVが共有されるためネットワークを拡大する点でもかなりメリットが大きいイベントだと思います。実際に、今回のトレックにおいて、ある企業の方から「君のCVを見て話をしたいと思っていたんだ」と言われた学生もいたそうです。企業としても学生と直接コミュニケーションが取れることで、選考におけるミスマッチを軽減することができるため、企業側にもメリットがあると言うことができるでしょう。
今回のLondon Trekは11月末の2日間にわたり開催され、合計6社を訪問。Esadeの同窓会イベントであるEsade Alumni Chapter Londonも開催され、卒業生との交流も行われました。企業訪問の他にも、しっかりとロンドンを満喫するプランが学生主体で組み込まれております笑
訪問企業は以下のとおりです。
■1社目:Meta
オフィスはいわゆるメガテックに共通する様な、働きやすさが詰まった環境でした。食堂や軽食が用意され、リモート会議用に小さい個室が連なり、ランニングマシーンで運動をしながら会議をしている人や、リフレッシュのためのゲームコーナーもありました。Policy Managementの担当者の方からメタバースの概要と普及のための政府や行政機関への働きかけ等、今後の展開プランについての話も伺いました。
■2社目:L.E.K Consulting
1983年ロンドン創業のStrategy Consulting Firmであり、data and analytics, digital, marketing and sales, M&A等を主な専門としており、ヨーロッパ、北米、アジアを中心に20ヶ所以上の拠点を持ちます。
■3社目:Credit Suisse
MBAから証券会社・投資銀行業界へ歩むキャリアや、金融都市ロンドンでのビジネス等のプレゼンテーションとともに、社員の方とのコーヒーチャットが行われました。
■4社目:Dartmouth Partners
PE業界を中心にヘッドハンティングを行っている人材紹介コンサルタント会社。採用担当に加えて、現役コンサルタントからのキャリアにおけるアドバイスを頂けたことが印象的でした。
■5社目:KPMG
ロンドンでのビジネス展開と、近年のトレンドであるESGを専門としたConsultant Positionの役割を聞くことができました。KPMGに限らず、コンサルタントがカバーする項目として、ESGの重要性はかなり高まっていると感じます。
■6社目:Infosys
インドに本社を置くITコンサルティング会社。Esadeからも10名近くが世界各地でインターンに参加しました。ロンドンにはDigital studioと呼ばれる、DX・デザイン思考を元にしたイノベーションハブとなる体験型オフィスも用意されており、顧客と一緒に考えるベースとして活用されている様です。
夜はEsade Alumni Chapter Londonとして、Londonで働いている卒業生との交流会が開催されました。ロンドンは金融都市のイメージが強いですが、IT・FMCG・コンサル等、様々な業界に勤める方と話をすることができ、コンサルやファイナンス等のいわゆるMBAの伝統的な職種に限定されない、Esadeのネットワークの幅広さを感じました。
※会社のロゴやサービス内容等の画像の一部は、企業公式HP等から引用しています。
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