【Background】
· ニックネーム:K.F(男性・30歳)
· 留学区分:社費
· 前職:日系食品メーカー(法務5年、営業3年)
· 最終学歴:私立大学文系(GPA:3.4)
· 海外経験:なし
· 出願スコア:GRE312点(V:150 Q:162)* GMAT600点相当 IELTS:7.0
【目次】
1: Introduction
2: Why MBA?
3: Preparation for MBA application
4: スコアメイク
5: Essay & interview
6: 学校選択
7: その他
8: Advice and Messages
9: 一言メッセージ
【Introduction】
Q. バックグラウンドや職務経験などについて、教えてください。
2013年新卒、日系食品メーカー入社、5年間法務担当(知財、国内外契約、株式、株主総会、法改正対応等)を経て、3年間愛知県名古屋市で小売企業向営業を担当。2019年社内公募に応募し、2020年年初から準備開始。
【Why MBA?】
Q. なぜ、MBAに行こうと思ったのですか。(そのきっかけや理由を教えてください。)
大学在学中にTOEFLの点数が取れず留学をあきらめた経験から、入社後会社の留学制度に狙いを定める(この時は留学に行って視野を広げたいという考えのみ。)。法務部での経験から当初はLLM取得を考えていたが、内勤として事業部をサポートする業務よりも、ビジネスサイドで決定権を持ちたい、法務経験をもったプレイヤーになりたいと考え、海外経験+ビジネスに関する知識を同時に取得できるMBAに方向性を変更する(考えていただけで対策は何もしていませんでした。)。また、海外事業を担当するためのキャリアパスとして、MBAで集中的に学習し、国内事業と1産業のみに限られていたビジネスセンスを高い状態に押し上げるためにMBAの志望度が高まる。会社は新規事業や海外展開の過渡期に入り、最前線で活躍したいと考えた時に、MBAは短期(2年間でみっちりやりたい)で知識と濃密な経験を獲得できるとの考えから。
Q. 留学の目的や活動予定について教えてください。
将来のキャリアや人生の価値観を見定め、自分が心から楽しみ輝くことができる仕事を探したい。インターンでは他業種・多国籍な環境での就業経験を積み、交換留学等を希望。
Q. 留学後のビジョンを教えてください。
派遣元に戻り海外事業拡大・M&A等への参画・海外駐在を希望。
【Preparation for MBA application】
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Q. 大学院や受験方法についての情報収集はどのようにして行いましたか。(Info session, OB/OG訪問、Campus Visitなど)
社内のMBA留学生、Info Session等で情報収集。Info Sessionは、校風、在校生の方の雰囲気、将来同じコミュニティに所属する自分が想像できるか(これ、結構重要だと思います。)を考えて、可能な限り参加しました。しかし、スコアメイクの傍ら、先輩一人ひとりとコーヒーチャットで情報収集という気持ちになれなかったため、出願前に個別に在校生にコンタクトはしませんでした。思い返すと、インタビューで●●さんからこんな話を聞いた等のネタができるため、やっておけばよかったと思いました(Waitlist対策をする場合等も特に。)。ご自分のできる範囲で良いと思いますので、人からの情報収集+ネットワーク拡大はやっておいた方が良いと思います。
Q. MBA受験準備にかかった費用について、教えてください。
総計:350万円(ほぼ自費)
あまり知られていませんが、日本には「特定支出控除」という制度があり、要件を満たして自分で確定申告をすると、所得税が数%控除されます。そのため、受験関係でかかったもの、費用、日付は全て記録しておくことをお勧めします。社費の方は業務都合でMBA受験=資格取得費として認められるため、会社から費用の認証書類を取得する必要があります。
Q. MBA留学にあたって、必要費用(受験費用や、進学後の授業料・生活費等)はどのようにして調達しましたか。
貯金。
【スコアメイク】
Q. 予備校はどこを利用しましたか?
【TOEFL】トフレ、濱口塾
【GRE】濱口塾、Affinity
GREは英語のテストの延長と捉えていたが、Affinityでは点数の稼ぎ方、問題パターン等を教えていただいたため、大変勉強になりました。また、授業はZoomで他受験生と回答を話し合う機会もあったため、他の方の考え方がとても勉強になりました。個人的におすすめです。
Q. カウンセラーはどこを利用しましたか?
エッセイ:Ed
インタビュー:Matthew Aldridge
Q. TOEFL/IELTSについて、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください。 (科目別(R/L/S/W)の勉強法、使用した塾や教材に対する感想、受験履歴など)
【TOEFL】
Official Guide、Official Test1-2、トフレ(旧Web TOEFL 葛山先生、Delta、OG、)、TPO(お隣の国の・・・)、濱口塾TOEFLコース、iKnow、大岩のいちばんはじめの英文法、英文読解の透視図、IELTS 15 Academic
【GRE】
Official Guide、 Official Practice、Empower GRE、ジェイマス、高校入試合格BON!(数学)、高校これでわかる数学I+A
【Essay & interview】
Q. 上述のカウンセラーに決めた理由、及び当該カウンセラーに対する感想を教えてください
Ed:生徒数と情報量の多さ、また、自分が目指すキャリアに近い人を紹介してくれるため。
Matthew:濱口塾提携講師。インタビューの練習ではめちゃくちゃお世話になりました。超おすすめです。
Q. エッセイについて、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください。
個人的には、LBSの様に質問数と語数がやたら多い学校からエッセイを書き始めることをおすすめします。LBSは学生時代のacademic performanceはどう考察するか、趣味は?等の質問もあったため、そこから他校へ修正して展開ができます。ESADEのエッセイも、エッセンスはLBSでまとめた内容を修正して提出しました。なお、ESADEは米国校に比べると質問量が多いため、書けるエピソードは3-4個程度あると良いかと思います。
Q. 推薦状について、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください。
1. 出願校のエッセイと推薦状の内容をエクセルにまとめ、GMAC形式採用校は一つにまとめ、学校特有の内容と合わせて現上司と前上司に和文で依頼。
2. 社内の留学経験者の方に、和文推薦状を頂き、ちなみに推薦状ってこういうふうに書くらしいです、と上司に参考資料としてお渡しする。
3. 頂いた和文推薦状を添削し、翻訳プロという業者に格安で翻訳してもらい、Ed様にプロ添削してもらいました。
Q. インタビューについて、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください。
言いたいことは書き出して覚えて、Matthew様に噛み砕いていただいて、そして覚えました。覚えるのは臨機応変に対応できないからやめたほうがいいと言われますが、臨機応変に対応できる英語力があればと思っていましたし、とにかく時間がなかったので覚えました。
Q. エッセー及びインタビューを通じて、自己PRとして、どのような内容をアピールしましたか。
学業、仕事、趣味等、これまでの何が自分を作り上げてどんなスキルと経験を持っているのか、を整理してアピールしました。
【学校選択】
Q. 受験校はどのように選択しましたか。
1.5-2年制、チームワーク重視(各クラスの評価ポイントとして、グループでの課題評価が30%程度の授業が多い)、学生のバックグラウンドの多様性等。
Q. 進学校の決め手は何でしたか。
Flexibility、少人数、チームワーク重視、交換留学制度、Admissionの方の温かさ、こんな崖っぷち受験生でもLate Applicationで合格を頂いた点に「行くのはここかも」と思ったため、ご飯がおいしい、天気が良い(UCLAの方が、天候は人を作る、とにかく天気がいいところに行くのがいい!とおっしゃっていて激しく共感しています。みんなバルセロナにかもん。)。
【その他】
Q. キャンパスビジットを行った場合、実施時期や内容について教えてください。(ビジット実施校、実施時期、実施内容、訪問した人、選考においてどのような効果があったか、など)
なし。
Q. 奨学金に応募をした場合、奨学金の内容や応募方法などについて教えてください。
なし。
【Advice and Messages】
Q. 失敗談や後悔していること、もっと早く知っておきたかったことなど、今後受験する方々へのアドバイスがあれば教えてください。
体験談を鵜呑みにしたことは後悔しています、何度かメンタルやられましたし、人それぞれ英語力が異なるため、「この教材よかったよ!」という情報も本当に自分にあっているのか?は検討したほうが良いと思います。ネットにある情報は成功者+ハイスペック系超サイヤ人の記録のため、信じてはいけません。
【一言メッセージ】
受験を通して、自分を信じること、自信をつけること、ストレスマネジメントの方法を学びました。TOEFL対策では、勉強はしているけど成長している気がしない・・・と思い、「Study Plus」というアプリで勉強時間を記録し、この1ヶ月200時間も勉強してきたのだから行ける!と自分を奮い立たせていました。頑張って下さい!どんな形であれ、皆さんとお会いできるのを楽しみにしています!