【Background】
ニックネーム:YM
留学区分:私費休職
前職:キャリアコンサルタント
最終学歴:私立文系
海外経験:2か月の短期留学、旅行程度
出願スコア: IELTS(7.5), GMAT620
【Introduction】
Q. バックグラウンドや職務経験などについて、教えてください。
新卒からキャリアコンサルタントとして7年強勤務しました。コンサルティングファームを志望する方やコンサルティングファームでの勤務経験を持つ方のご支援を主に行い、クライアントもコンサルティングファームが多いエージェントで、直近はディレクターとして勤務していました。
【Why MBA? Why ESADE?】
Q. なぜ、MBAに行こうと思ったのですか。(そのきっかけや理由を教えてください。)
新卒入社した会社で大きなやりがいを感じる一方、異なるバックグラウンドを有する人々と生活、協業することで新たな気づきやインプットを得たいと思ったことがきっかけです。また、仕事のカウンターパートが企業の幹部やCXOクラスが多いことから、経営を包括的に学ぶ機会を得たいという思いも兼ねてから持っていました。加えて、インタビューでは言いませんでしたが、本音として「海外に住んでみたい」「英語力を上げたい」という思いも強くありました。
Q. 受験校はどのように選択しましたか。
キャリアブランクを比較的短めに抑えられる点、国籍の多様性に富んでいる点からヨーロッパのスクールに絞りました。中でも、特にダイバーシティ(国籍、経験業界、就職先などの観点で)に富んでいる点、コラボラティブなカルチャーで生徒数が少なく個々の距離が近い点、実践的な学びの機会が多い点に惹かれ、ESADE単願で受験しました。
Q. ESADEに進学した理由はなんですか?
上記の通り
Q. 留学の目的や留学中に行いたいことを教えてください。
ビジネスを包括的に学ぶ(特にアカウンティングやファイナンス等の未知の分野)
異なる国の文化や考えに触れる(学外イベントや他国の友人との食事などでの交流)
英語力の向上
Q. 留学後のビジョンを教えてください。
休職中なので帰国後は企業に戻る想定ですが、キャリアイベントやインターンの機会もあるので、別業界含めて視野を広げ、世界のマーケットの動きも理解した状態でパワーアップして戻りたいです。
【Preparation for MBA application】
Q. 受験を考え始めてから、合格するまでどのくらいかかっていますか。
1年半程度
Q.M B A受験を考え始めた時から、合格に至るまでを簡単に時系列で教えてください。
準備を開始したのが2021年の夏で、IELTSは2022年2月、GMATは2022年10月にそれぞれスコアメイクが終わりました。GMAT受験期の後半はざっくりとエッセイと推薦状の準備も並行して行い、スコアメイクを終えてから本格的に取り組み、2ndroundで出願しました。
Q. 大学院や受験方法についての情報収集はどのようにして行いましたか。
Info session, OB/OG訪問、Admissionとのチャットなど
Q. MBA受験準備にかかった費用について、教えてください。
IELTS受験は自学でしたので受験費用のみで10万円程度、GMATは塾に通い、トータルで120万円程度かかっていると思います。加えて、インタビューとエッセイのカウンセラーにも50万程度をお支払いしました。
Q. MBA留学にあたって、必要費用(受験費用や、進学後の授業料・生活費等)はどのようにして調達しましたか。
貯蓄を切り崩しました。
【スコアメイク】
Q. 予備校はどこを利用しましたか?
AGOS、YES
特にYESの吉井先生にはたいへんお世話になりました。教え方がわかりやすく且つ面白く、毎授業学びを得ている実感がありました。加えてお人柄も素晴らしく、出会えてよかったと思っています。
Q. カウンセラーはどこを利用しましたか?
濱口塾
Q. TOEFL/IELTSについて、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください。 (科目別(R/L/S/W)の勉強法、使用した塾や教材に対する感想、受験履歴など)
リーディングはとにかく過去問の演習をやりこみました。スピーキングとライティングはアウトプットを増やして慣れる必要があったので英会話は毎日30~1時間、エッセイは2~3日に一本程度書いていました。仕事中や移動中に英語を流しっぱなしにしたり、youtubeにリスニングのサンプル問題が大量にあったので模擬テストを毎日やりました。
Q. GMAT・GREについて、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください。 (科目別の勉強法、使用した塾や教材に対する感想、受験履歴など)
日本人にとって得点源といわれるMathが全くできず(最後まであがりませんでした)、Varvelのほうが伸びていきました。振り返ると、もっと早くYESに通っていればより早くVarvelの伸びを感じられたのではないか、コストを軽減できたのではないかと思います。(勿論、合う・合わないはあると思うのですが私にとってはベストでした) IELTSもGMATも意外な結果が出ることも多く、また、受験の度に結果がぶれたので、仮に自信がなくてもコンスタントに受験することを個人的には推奨します。
【Essay & interview】
Q. 上述のカウンセラーに決めた理由、及び当該カウンセラーに対する感想を教えてください
MBAの先輩や友人に聞いて決めました。簡潔なアドバイスを迅速にくださってわかりやすかった点が助かりました。
Q. エッセイについて、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください。
日本語の内容はスムーズに仕上がったのですが、英訳することに自信がなかったので、カウンセラーおよびESADEの先輩(留学支援のサービスを行っている方)のお力を借りて仕上げました。スムーズに仕上げることができたので間違いなくお2人のおかげです。
Q. 推薦状について、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください。
社長と上司の2名に対応いただきました。MBA留学を検討している旨は前から話をしており、応援してくれていたので滞りはありませんでした。量も質も魅力的に記載いただいてたいへん有難かったです。
Q. インタビューについて、準備方法、苦労した点、工夫した点などを教えてください。
濱口塾の濱口先生に繋いでいただき、インタビューの練習はMatthewと3度ほど行いました。いつも褒めて鼓舞してくれたので自信をもって臨むことができたことで当日も楽しめました。
Q. エッセー及びインタビューを通じて、自己PRとして、どのような内容をアピールしましたか。
自分の強みが何か、それを証明する経験は何か、それを使ってESADEにどう貢献できるか、といった点を明確にしました。逆に自分の弱みや足りていない部分は例えば「MBAで鍛えたい個所」として志望動機に繋げうるポイントだと思うので、自分自身の良い部分だけではなく経験や思いを包括的に振り返り、矛盾なく一貫性を持って伝えられるようにまとめられるよう意識しました。
【推薦状】
Q.推薦状はいつ頃、誰に頼みましたか?
11月頃に社長と上司の2名に依頼しました。
Q.推薦状を依頼するにあたって苦労したこと、大変だったことがあれば教えてください。
特段ありませんでした。
【その他】
Q. キャンパスビジットを行った場合、実施時期や内容について教えてください。(ビジット実施校、実施時期、実施内容、訪問した人、選考においてどのような効果があったか、など)
キャンパスビジットなし
Q. 奨学金に応募をした場合、奨学金の内容や応募方法などについて教えてください。
ESADEの奨学金に申し込み、援助をいただきました。合格後にいくつかの設問への簡易なエッセイを作成し提出する流れです。内容に関してはカウンセラーの濱口先生に再度ご相談させていただきました。
【Advice and Messages】
Q. 失敗談や後悔していること、もっと早く知っておきたかったことなど、今後受験する方々へのアドバイスがあれば教えてください。
塾選びはじめ勉強方法は、情報戦なところもあるので、いろいろな方に話を聞いて自分にフィットする勉強スタイルが確立できると良いと思います。私は2022年の夏にMBA留学渡航直前の友人と会った際にYESを紹介されて通い始めてスコアがあがりましたが、あの時に彼と会っていなかったら、受験はより過酷な道程になっていたと思います。MBA留学生は面倒見の良い方が多いので、臆せず連絡したり情報を取りに行くとよいと思います。
【一言メッセージ】
受験期間には、先が見えないトンネルにいるような気持ちになることや、自信を失ってしまったこともありました。恐らく受験生の多くがそうした気持ちを経験していると思います。そんな時に、自分の気分を変えるスイッチのようなものを身近に作っておくと続けやすいと思います(私はコンビニやカフェにお散歩してコーヒーやアイスを買って帰る・勉強する環境を変える等でした)。周囲の受験生が自分よりも長時間勉強していることに焦ったり、一方で友人たちが休日を満喫していると羨ましくなったりと、気持ちも忙しく、疲れてしまうこともありましたが、周囲と比べるのではなく自分に合った進め方やペースを見つけることが真に重要なことだと気が付きました。日中は勉強して夜は友人と食事に行く・映画を観るなど、息の抜きどころを意識的に作ることも効率アップや継続するためには重要な戦略だと思います。本当に大変でしたが、乗り越えられたことは自信にもなりました。留学後もまた異なる大変さがありますが、日本に居ては絶対にできないことを経験している実感は強く、得難い経験をしていると感じます。皆さんも今は苦しい時期かもしれませんが、きっとその先に充実した日々が待っているので、頑張ってください!